にきび
皮膚疾患に共通して言えることですが、にきびに関しても診察と薬だけでは治りにくいです。 適切な保湿・洗浄・塗り薬の塗り方等をマスターし、ご自身で実行出来るようになることが大切です。
皮脂の過剰分泌が原因で皮脂が詰まり、アクネ菌が増殖し、炎症を起こしてにきびができます。
また、にきびの患者さんは下記3つの病気を併発していることが多いです。
洗顔の基本はしっかり汚れを落とすことです。「低刺激」や 「オーガニック」をうたった市販の洗顔料は、洗浄力が弱く皮脂や汚れを落としきれず毛穴がつまることが多いです。
脂が多くなるのではという理由から保湿をしていない方もおりますが、お勧めしておりません。洗顔は洗顔、保湿は保湿でそれぞれ効果が高いものを使うことが大切です。
弱めの治療から開始し、効果がなければ徐々に強くしていくというやり方(ステップアップ型)。弱い治療の間に悪化してしまい、逆に治療期間が長く薬が多く必要になってしまいます。皮膚疾患の治療にはあまり向いていません。
当院では、しっかりと治療を開始し、改善状況を確認しながら徐々に減量していくステップダウン型を採用しております。こちらの方がトータルの治療期間や薬の量が短くなります。
患者さんの自己判断で治療(保湿剤・スキンケア等)をやめないで下さい。